ウッドタイル施工
竹田市K様

廊下のシミをなんとかしたい・・・
今回のご依頼は廊下のシミをなんとかしたいというお客様です。
住宅の廊下にはいろんな材料が使用されています。
昨今は色とりどりのフローリング材料が使用されていますが、件のお宅では木目調の合板が使用されていました。
普通に考えると研磨しか・・・
われわれ塗装屋が普通に考えるとシミ抜きの薬品を塗布してシミを取るか、電動工具などで研磨して下地を剥き出すかの2択です。まずはシミ抜き剤を塗布してみたのですが抜けません。
となると研磨紙か選択肢が残らないのですが、この木目調の合板はいわゆるベニヤ板(コンパネ)に木目調のプリントを表面仕上げにしたものなので、電動工具では表面を削り取ってしまい無機質な合板が姿を現すことになります。
研磨は粉じんの発生が伴う
研磨は無垢の杉板やヒノキ板の床材でしか選択できません。その場合では家中に粉じん(削りカス)が舞い散ることになります。もちろん養生は当たり前に行いますがどんなに隙間をテープなどで塞いだとしても不思議なことに粉じんは入り込んで行くのです。最近はご家庭の家電製品は粉じんを極端に嫌うものばかり。万一粉じんを吸い込んだら高価な家電製品を故障させる恐れがあります。
💡その手があったか!💡
そこで思いついたのがウッドタイルという内装材料をカバー工法(被覆工法)で施工しようということです。
カバー工法とは既存の下地がしっかりしている場合に適用される工法です。下地の撤去や再構築が不要でコスパもいい工法です。ウッドタイルとは樹脂製の人工木のことです。その仕上がりはパッと見はフローリングと見分けがつきません。床と上框はウッドタイルで行こう!
無理にはぎ取って養生に手間をかけ、粉じんで家電製品を傷めるリスクを負うよりもはるかに安上がりで、施工後のメンテナンス性能も申し分ないとなるとウッドタイル一択です👍
でもやっぱり塗装屋だから
玄関の敷台だけはケヤキの上等な材料が使用されていたのと、あくまで塗装屋としてのプライドがあるので電動工具で研磨して下地を剥き出し、着色してウレタンクリヤーで仕上げました。



