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社長のつぶやき

夏だ!入田だ!加来塗装だ!!

加来塗装のある大分県竹田市に中島公園河川プールがあります。ここは1級河川大野川水系の緒方川を掘削してつくった天然の河川プールと湧水の流れ込む斜面を利用してつくったウォータースライダーが大人気。夏になると県内外からたくさんの家族連れが訪れてたいへんな人気です。
水温がとても冷たくちょっと手足を浸けただけで一気に体温が下がるのがわかります。公園周辺にはたくさんの湧水が湧き出ていて、遠方から料理や喫茶に利用するためにわざわざ水を汲みに来る人々で年中賑わっています。

さて、ここの河川プールの名物のウォータースライダーと幼児プールの塗装工事を毎年6月になると請け負っているのがわが社であります。
毎年やっているんですか?という声がよく聞かれます。はい、毎年です。なぜなら、天然の湧水や河川を利用したものだからです。上流の水源地から小川を通って流れ込んでくる水は小石や砂をたくさん含んでいます。それらがシーズンオフになると誰も滑らなくなるため流れるだけになり、ウォータースライダーの表面に塗ってあるウレタン塗料の表面を少しずつ研磨しているようになります。
サンドペーパーに水をつけて研磨する「水研ぎ」という研磨方法がありますが、それに近いことがおこっているのです。塗装の表面を流れる小石や砂で傷つけられ、そこにコケや藻などの水棲植物が根を張ります。それが秋から冬、春と時間がたつと成長してしっかり根を張り、シーズン前の5月ごろには全体が真っ黒になってしまっているのです。

小石や砂だけではありません、中には握りこぶし大の石ころなども流れてきますから塗装表面は傷だらけ。塗膜はずたずたになり、いたるところで剥げたりめくれ上がったりしています。この状態でウォータースライダーを滑ったらどうなるか。そこはご想像にお任せします。
過去には実際に負傷した子どももいて大きな問題になったこともあったそうです。それではいけないということで毎年のように塗装工事を施してきれいにした上で夏を迎えるのであります。

ここでは次のような工程により汚れてしまったウォータースライダーを使用できるように仕上げていきます。

1.下地処理 高圧洗浄やグラインダーなどで表面の付着物や剥げている塗膜を取り除きます
2.下地調整 たまった土砂の除去作業で傷ついた箇所をセメント系の材料で補修
3.下塗り 残った塗膜を傷めないようにプライマー(下塗り塗料)を全面に塗ります
4.中塗り 上塗の色をすこし淡く色合わせした塗料で下塗りが隠れるように全面を塗ります
5.上塗り 仕上げ用の塗料を全面にしっかり塗り込みます
6.指触確認 上塗塗料が乾燥したら素手で全面を撫でて小さなゴミ・砂・塗膜のめくれがないか確認します。不具合があればそれらを除去して補修します。
7.検査・引き渡し

と、以上のような工程で工事を施工して夏のプール開きを迎えます。

今年の夏も子どもたちの歓声が響き渡り、入田地区に夏がやってきます。皆様もお誘いあわせの上で是非一度中島公園河川プールにおいでください。
付近には中華そば屋さんや、喫茶店もあります。駐車場の使用料として¥500を支払えばどなたでもご利用できます。更衣室・シャワー室も完備しています。

 

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